秋の訪れとヒレピンレインボー

等々トラウトシーズンも終わりに近づきラストスパートを
かけるべく車中泊をしての釣行となった。
 今回の舞台は伏せさせて頂きたい、とある湖とでもして
おこう。AM6:00林道を少し走りバックウォーターを目指す、
車を降りると途端にブヨが集まってきたので急いで防虫
スプレーを体に吹きかけた、ある学説では防虫スプレー
をすると魚が逃げるという話もあるらしいが、釣りが出来
ないよりはまだいいだろう。気配を消して流れ込みに近づ
きキャストすると追尾する魚影を確認、高鳴る鼓動を抑え
て次のキャストをすると着水後すぐにドラグが滑り始めた。
手元まで引き寄せるとフロントフックにがっちりかかったそ
の魚体は尾びれの先まで筋肉の塊りのようなレインボー


だった、計ってみると42cmだったが同じサイズでも管釣りの42cm
とは価値も引きも全くの別物だ。ちなみにルアーはハント11cmの
プロトタイプだった、こちらもかなりいい仕上がりになっているのでご
期待して頂きたい。 このポイントではこの一匹だけだったので早々
に切り上げて次のバックウォーターに移動する事にした。この日は
前回訪れた時よりも水位が減っていてポイント的には狙い易かった
のだが鯉がパフパフもじってい
るだけで全くの無反応・・・
大イワナがわんさかいるつもり
で行ったのだが流石にそんな
に甘いものではなかったようだ。
しかし代わりに流れ込んでいる
沢を少しだけ釣り上がると川幅
2m程の所から37cmのレイボ
ーが飛び出してきてくれた、水
位が高い時にのぼっていたの
が取り残されたんだろう。この後少し釣り上がったが雷が鳴り出した
ので戻る事に、この湖ではこの2匹の釣果となったが中々いい思い
が出来たのでまた来年機会があれば足を運んでみたいと思う。

標高の高い土地では昼間は暑い暑いと思っていても自然に
目を向ければそこかしこに秋の気配が顔をのぞかせている、
釣り場に向かうまではポイントまでまっしぐらで通りすぎてし
まう景色も帰りには鮮明に映るものだ、ちょうど何時も車で
走る道を歩いて通ると今まで流れていくだけだった風景が小
さな驚きと小さな感動の連続だという事に気づかされるのに
似ている。色鮮やかな短い秋を終えるとここも静かな白い世
界に包まれるだろう、すべての生命は生きる力を体に閉じ込
め来るべき春に備える、厳しい季節があるからこそ生きようと
する生命の輝きがより大きくなるんだろう。また来年も会いに
来たい、そう思わせる何かがここにはある。見えない何かに
誘われて僕はまたここに帰って来るだろう・・・

帰りがけの沢で少しだけ竿を出してキャッチしたイワナ、綺麗な魚体
に思わずため息をついてしまった。