一月、お気楽、寒バエの
カゴ釣り&巨ゴイ釣り

一月、何とか雪だけは持ちこたえてくれそうな
曇り空の下、久しぶりにオイカワの顔が見たく
なりヨシ君を引っ張りだして小川に行く事に。
 途中の釣具屋さんでオランダ仕掛けを買い込
み、ガードレールの上から川を見下ろすと小魚
の群れがあちこちに確認出来た、この時期の
魚は居る所と居ない所の差が如実に現れるの
で、何処に魚が溜まっているかを知っている事
が大きな鍵を占めるのだが、このポイントならま
ずハズス事はないのだ。

 一番安いと言う理由だけで選んだ九ちゃんの
練り餌を、ばらけ易い様に少し柔らかめに作りカ
ゴの中に詰め込んで第一投、魚群がワラワラと
集まったかと思うと、手元にプルプルッっと感触
が伝わって来た。 引き上げるとスラリと綺麗な
オイカワだった、薄っすらと青と緑の羽織を身に
まとい手のひらでピチャピチャとダンスを踊って
いる。身近で釣れる魚の中で一番好きな魚だ。
このほかにもここではモロコ、ウグイ、カワムツ、
アブラハヤなど一般的に知られている川魚が沢
山いて年中僕達を楽しませてくれるのだ。

 僕も研究用と称してオイカワからドジョウ、ヨシノ
ボリに至るまで水槽で飼っているのだが、ここか
ら釣り帰ったものも沢山いる。いつしか釣りは「フ
ィッシング」と呼ばれファッションの一部の様にか
っこよく在りたいという風潮が強くなって来た、
まぁそれも分からなくもないが、小川の餌釣りの
様な「カッコいい」からかけ離れた場所で楽しい
時間を過していると、これが本来の釣りの在るべ
き形なのではないかと思い悩んでしまう、もともと
釣りなんて遊びは血生臭い所に本質があると思
うからだ。
 そんな話はさて置き、 ヨシ君も程よく釣ったの
で第二ラウンドに突入である!!


このポイントはT保川と言う川につながっている
のだがそこから多くの鯉が入ってくるのである、
その大群の中に食パンを針につけて投げれば・・・
答えは容易だろう。こんな釣り方ほとんどの人が
やらないと思うが、興味のある方はお試しあれ。
但し鑑賞用に川などに放してあるケースも多いの
で、その川が釣り禁止かどうか確かめる必要があ
るだろう、もし問題が起きたとしても責任は背負い
きれないのであしからず。
 
 今回は近くに鳥がいた為、水面にまで出なかっ
たのでパンを潰してシンキングにすると、すぅ〜っ
と寄ってきて「パクリッ」一気にドラグが滑り出す、
3ポンドのラインではけして無理は出来ないので
巻いては走られを繰り返す、途中で腕が疲れた
のでヨシ君にバトンタッチ!20分程の格闘の末
上がって来たのはパンパンに太った70cmはあ
る鯉だった。 お陰で二人の右腕も筋肉痛になり
そうな程パンパンだった。優しく鯉を放した後ヨシ
君に「もう一本いく?」っと聞くと「もう腕が・・・」実
は僕もその言葉を期待していた。こうして冬の午
後は過ぎて行ったのだった。